2010-01-01から1年間の記事一覧

シベールの日曜日ワンマン

ヘアサロンでおかっぱ頭を整えて頂き、襟足がすっきり短くて嬉しいです。 つるんと丸いシルエットは同じままに前髪を短く流してもらいました。 歩くと頬を覆う毛が飛び跳ねて、良い香りがはじけて、幸せな帰り道。 シベールの日曜日という、映画もあるが、こ…

個展終了

ORION LABO奏でよ宇宙展は15日を持ちまして無事終了しました。 貴重なお時間をさいて足を運んで下さった皆さまに心から感謝申し上げます。 本当に本当にありがとうございました。 晩夏という言葉を幾度となく使いましたが、 まさにこの2週間の間に、夏が脱皮…

ORION LABO個展 奏でよ宇宙

※この記事は15日までトップに表示されます ORION LABO 奏でよ宇宙展 2010.9.1(水)〜9.15(水) アール座読書館…東京都杉並区高円寺南3-57-6 2F http://r-books.jugem.jp/ 平日…13:00〜22:30 土日祝…12:00〜22:30 月曜定休 要ドリンクオーダー ORION LA…

あんどろぎゅぬ氏

雨がしとしと、土は匂いたち、緑はぐんぐん水を飲んでいる。 コンクリートのひび割れの隙間から30カラットの輝きが覗いている。 少し肌寒いけれど初秋らしい日でした。 銀座gallery-58へ「前衛★R70展」を見に行きました。 おそらく、私の最も尊敬するアーテ…

清野とおる原画展

マン・レイからがらりと雰囲気が変わり、 清野とおる原画展の話です。 紀伊国屋ショウウインドウを見てまわりました。 清野さんは私の大好きな漫画、 「東京都北区赤羽」の作者です。 先日のイベント「マン語り怪奇・幻想漫画編」でもお勧めされていました。…

マン・レイ展

マン・レイを意識して見たのは私が16歳の時で、 かの有名な「ガラスの涙」に感動したのでした。 父の蔵書で「アングルのバイオリン」を見ていたのはもっと小さい頃で、 何も分からないながらにかっこいい写真だとは思っていたようです。 最終日につるんと滑…

キャラウェイキャパシティ

またもや暑さのぶり返した土曜日、湿った空気の膜に覆われます。 この日は、遠く離れた土地からお友達がはるばるやってきてくれました。 私の展示を見ることを目的のひとつにしてくれた一人旅なんて、嬉しくて。 お店の雰囲気も展示作品も楽しんでもらえたよ…

ORION LABO個展 途中経過

喫茶店の一角でひっそりと開催されているORION LABO個展、 あっという間に期間の半分が過ぎゆきました。 沢山の人に観てもらえて、また興味を持って頂いて、嬉しく思います。 お忙しい中時間を割いて観に来てくださった方、 あるいはアール座に訪れたために…

葡萄夜

秋が台風をおまけに、ようやく降り立ったようです。 一週間ほど前からその兆しはあって、いよいよかとワナワナしておりました。 暑さの中でも遥か上にはうろこ雲が広がっていたり、 ふと風が乾いた葉っぱの匂いになっていることに気付いたり。 今年は異様な…

ロックフェス

無善寺でロックフェスをやっているのでライブを観にゆきました。 ここに入るのは2,3年ぶりかと思われます。 週に1度くらい行っていたような時代もありましたが、それも夢のよう。 相変わらず変な熱気とほこり臭さで充満していました。 人々の異様に鋭い眼光…

ロシヤから舞い上がる

6月17日、ブラウスが腕に張り付く暑さだったと記憶します。 しかし今から思えばあの頃の暑さなど、たかが知れたものでした。 この日まずは庭園美術館にゆき「ロシア構成主義のまなざし」を観ました。 直線的な構図が遠慮なく迫ってくる、そして目前を掠めて…

解放せよ!

家で育成していた人工水晶はこんなふうに、 中森明夫も驚きのトンガリキッズになりました。 本物はもう少し透明感があって綺麗なのだけれど写真には映らないのだった。 ORION LABO「奏でよ宇宙展」は3日目を迎えております。 貴重な時間を割いて観に来て下さ…

怪奇・幻想マンガタリ

荻窪ベルベットサンにて漫画を語るイベントマン語りvol.5、 今回は怪奇・幻想漫画ということでぜひともと思い、参加しました。 山本精一、吉田アミ、タナカカツキ、皆私の興味の先に居る好きな人たち。 笑いっぱなしのすごく楽しい時間でした。 山本さんは始…

大哺乳類展

夏を取り戻せ★とばかりに遡り日記もつけてゆきます。 7月20日、 国立科学博物館へ大哺乳類展(海の仲間たち)に行って参りました。 圧巻のシロナガスクジラ全身複製骨格です。 海の王様はさながら大型客船の甲板のようでした。 さあ飛び乗って海原へ旅に出る…

ORION LABO個展はじまります

いんちき科学研究所の学会発表が今年も開催されます。 ORION LABO 奏でよ宇宙展 2010.9.1(水)〜9.15(水) アール座読書館…東京都杉並区高円寺南3-57-6 2F http://r-books.jugem.jp/ 平日…13:00〜22:30 土日祝…12:00〜22:30 月曜定休 要ドリンクオーダ…

水族館劇場

千駄木から団子坂をぐんぐん登ってゆくと現れる妖しいノボリ。 ここではためいて市井の人々を呼び寄せるのも今日で暫く見納めです。 駒込大観音で催される水族館劇場の公演、恋する虜を観に行きました。楽団のノスタルジックな演奏とともに、 幻とうつし世が…

篭もりもりもり

輝かんばかりの新緑も少しずつ落ち着いてきました。 空気が湿気を帯びてきたので、そろそろ梅雨も間近かなと感じます。 お天気が続いたある日の夕立は、夏を感じた一瞬でした。 むわっと土の匂いが立ち昇り、アスファルトは染み染み柔らかくなって、 さっき…

神代植物公園2

5月の魔法でトトロに会いに行ける小道を発見しました。 霧にけぶってつやつやの緑色に誘われてぞくぞく、いざ進めー。 小道を抜けると大温室の中でした。真っ赤なカラーと出会いました。 真ん中の蕊がくるりと捻じ曲がっているのはなぜなの、不思議の国。 月…

神代植物公園

5月はばらが一番きれいに咲く季節です。 ばら園といえば神代植物公園だというわけで、すわ、出かけます。 まずは好きな色、桃色の花のもとに一目散に飛んでゆきました。 この日はあいにくの雨天でしたが、ぷつぷつと雨粒ではずむ花びらも素敵でした。 鼻を近…

飛沫まわる

破片はそこらじゅうに散っているのに触ろうとすると逃げる。 芯となるものがまだできていないために、固まったかに見えてすぐ解れてしまう。 このステージが一番やきもきして大変です、わくわくもするのだけど。 血が渦巻いて膨らんでいるようで、早くどこか…

さんまの内臓覗いて見れば

ぴかぴかに晴れた暑いくらいのある日、目黒をお友達と歩いて参りました。 寄生虫館を冷やかしたりして体じゅうがうぞうぞしてきたところに、 外の太陽光線はいつもどおり足元に濃い影を作ってくれるのでした。 人心地ついてぐっと地面を踏む。 見えないけれ…

もぐもぐによせて

行儀よく並んでいるのは抹茶スコーンです。 抹茶のおやつが大好きなので、多めにして少し苦味を効かせてあります。 ホワイトチョコは豪快に割ったブロックをごろごろ入れました。 ボウル一つで出来るスコーンと言えども、 丁寧に丁寧に慈しんで作ると願った…

一部は全部・全部は一部

もじゃもじゃ頭の彼を最近見かけなくなりました。 我が街のあるスーパーで、夕方にはいつもレジ打ちをしていたSさん。 密かに私が心を寄せていた憩いの存在だったのに、 一体どこへ行ってしまったのでしょう。しくしくしく。 Sさんはおそらく中国籍の、ひょ…

You Are Here

朝目が覚めるとぴかぴかの太陽が輝いていました。 雨が上がりゆえに、アスファルトでさえきらめくトップコートが素敵です。 ようやく風邪が治った体は、やりたいことではち切れそうでした。 写真美術館でジャンルー・シーフ展を見ました。 のっけから力強い…

I'm Here

世の中には進んだものが多種多様溢れかえっているけれども、 それらが猛威をふるうのを私は呆然と見ているだけです。 過ぎたるは及ばざるが如しとはよく言ったもので、 近頃、私にはそれがどうも暴力めいたものに感じられます。 私が私であるためにそれなり…

さあライブへゆこう

ショウボートくんだりまでシベールの日曜日のライブに行く。 ステージに立つ坪内さんを見るといつも、 この人はロック界の澁澤龍彦だなと思ってしまう。 美学が徹底しているところ、洞察力のあるところ、ナルシスティックなところ。 そういう水煙が渦巻いて…

風薫る、つる伸びる

子供に返って五感を爆発させたいと思っています。 本当はいつでも岡本太郎のように純粋に奔放であれたらいい。 けれども、悲しいかな社会に嵌り込んでいてはなかなかそうも行かず、 知らぬ間にストレスの灰が降り積もって足元から化石になっていってしまう。…

多摩の獣たち

世間でのGWは私にとって繁忙期なのでもくもくと働いていました。 連休がない身にそれは若干羨ましくも感じますが、 一人が遊べるのは大勢の人間が働いてくれているからこそだと、 この仕事に就いてからしみじみ感じるようになった。 感謝の気持ちを忘れない…

りんごライブ

藤田建次カルテットのライブを見に行くために、 池袋の異常な喧騒を息を止めて走りぬけてりんごやへ向かいます。 藤田さんの音楽は毎日実に生活の一部のごとく聴いているのだけれど、 毎日新しく感動するし、毎日がそれによって救われている。 初夏が巡るた…

アリスと手を繋ぐ

一週間ほど前にIMAXでアリスインワンダーランドを見にゆきました。 ティム・バートン面目躍如の少し歪んだおとぎ話。 可愛い悪夢っぽさは赤の女王の世界に集約されており、それが魅惑的でした。 むりむりっと伸びるきのこの笠の朝露が今にも滴り落ちそうで、…