2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

毛玉雲とちくわ

ある秋の夕暮れ時間、築地辺りを散歩しました。 刻々と空の色は変わってゆきます。 11月の雲は筆で水彩絵の具をさっと掃いたような感じなのです。 天使の髪の毛のように繊細でやわやわしています。 そこに橙色と水色がグラデーションで乗っかるのはとても美…

赤瀬川原平写真展

カメラは散歩の導火線だ。 何か撮りたい、 何か見つかるかもしれない、 という小さな火に導かれて町を歩く。 ウォーキングは脚の筋肉だけの話になるが、 カメラがあると目が加わり、 感受性がスイッチされる。 こういう言葉が出てくる赤瀬川原平が、 とても…

みえないちから

先日、ミッドタウン内の緑地帯でぼんやりしていたときのこと。 ベンチの隣りに座ってきた若いサラリーマンがいました。 お昼時だったため彼はお弁当を広げて食べ始めたのですが、 だんだん前かがみになってゆき、しくしく泣き始めたのです。 食べ終えてから…

空と宇宙のススメ

空と宇宙は今も自分と繋がっているのに、 ぐんぐん上昇するとそれがロマンチックなものになったり、 こむづかしい数学になったりする。 いずれにしてもなんだか遠い感覚のものとなるのが不思議です。 10月27日国立科学博物館へ空と宇宙展を見に行きました。 …

Biblioteca-本の景色

散歩の終着点八丁堀、森岡書店で開かれている潮田登久子写真展へ。 このお店は初めてお邪魔したのですがとても素敵な場所でした。 古くからあるビルのくすんだアールデコを上手く生かして、 新しい空間に仕立て上げているところは恵比寿のシス書店と似ていま…

金魚は見えたか

10月20日は肌寒い日でありました。 ミッドタウンの21_21へ「これも自分と認めざるをえない」展を見に行く。 はじめに身体測定があり名前・体重・身長・瞳の色?などが入力されます。 どんな風に使われるのか慄いたけれども、 慄くというのはまさに自分を自分…

越中するの巻

10月20日は散歩の醍醐味がむぎゅむぎゅに詰まったルートを歩きました。 一人で秘密にしておきたいような、でも誰かに教えたいような。 始まりは蔵前からです。 スカイツリーのお足下の町並みが最近とても好きでよく訪れます。 蔵前橋。隅田川には色とりどり…

アンチアンニュイ

久しぶりのブログ更新となりました。 うなだれた陰々滅滅の毎日をゆきゆきて、 ぽっかり浮上してみたら月が変わっていたというありさまでした。 そういう時期は現実に重いとばりを下ろしたくて、 映画と本漬けになりあとはパタンと眠るの繰り返しです。 幸か…

ジンスタ終了

11月14日のジンスタ・ギャザリングは終了致しました。 製作者の私がほぼ不在という状況の中で、 興味を持って下さった方、持ち帰って頂いた方、本当にありがとうございました。 そしてpoolオープン以来の客の入りとなったらしいこの日、 お忙しい中、紹介・配…

ORION LABO速報★

※この記事はしばらくの間TOPに表示されます 11月14日に開催されるジンスタギャザリングに、 ORION LABOもささやかに参加させて頂くことになりました。 ZINE(ジン)とは、 クリエイターやアーティストにはじまり個人または団体が少部数で出版を行う、 ミニコ…