HOSONOVA

GWは一時東京に戻り細野晴臣さんのライブHOSONOVAを見に行きました。
なんとまあ指定席ライブでは人生初の最前列でして、
しかもこの世で一番好きなミュージシャンの細野さんのライブで。幸せです。
馥郁とした香りに満ちた音と音の狭間で揺られて来ました。
素晴らしくて、何度も涙ぐみました。
陳腐な言い方だけど音楽って人を変える力があるんだと思いました。
放射能の事にも触れ、ガイガーカウンターを常に持ち歩いているとか。
KraftwerkのRadioaktivitatを豪華メンバーで演奏されました。
とてもかっこよかった。でも日常ってとても儚いものなんだと考えてしまう。
「テクノを無理矢理フォークでやります」
「フォークをテクノでやるのは…YMOにまかせます」
「任せますって言ったって自動的に自分もやらなきゃいけないんだけど」
放射能汚染の強い土壌や水には気をつけないといけないけどライブには行ける」
なんて言っておられました。


細野さんの最近の言葉にこういうものがあります。
「社会的な意味で、人類にとって未知の領域に突入した時代。
津波の前の引き潮のような感じ。
押す力と引く力が拮抗しているような気分もあり。
希望が絶望の影に隠蔽されているような…。」
そこに、言葉にできない感情を喚起するものとして音楽があると。
何か胸の深いところで納得しました。