メディア芸術祭

halujion2010-02-10

表参道へ髪を切ってもらいに行きました。
おかっぱにしたいと相談した際に、
「頑張って2ヶ月伸ばそうね」って
言われたのはいつのことやら。
ぼんやりしている間に刻々と時は過ぎて、
いつの日か編みこみお下げが出来るほどになっておりました。
そして、晴れて前髪ぱっつんのおかっぱにしてもらったのでした。
暖かくなったら真っ赤なミニワンピース1枚で出かけたい。
そんな気持ちにさせる髪型で、なぜか少し強くなったような気もします。


そして、国立新美術館にて行われている文化庁メディア芸術祭を観にゆく。
結果から言うと満足に見ることが出来ず不満ばかりが残りました。


良かったものはアート部門のベアリング・グロッケンです。
弾き出されたパチンコ玉が金属板を伝って音を奏でるさまはスマートで、
仕組みも音も無駄がない美しさに見とれました。
小さな子供たちが周りを取り囲んで真剣に眺めているのが可愛かったです。
そうだよね、不思議で、面白いよね。


もうひとつ、良かったものはBraun tube jazz bandでした。
TVがごろごろと積み上げてあり、そのブラウン管を叩いてリズムを刻むもの。
もともと、ipodの音をTVの画像に変換しそれを音変換しモニターから出したり、
というところから生まれたもののようでこれぞまさにメディア芸術か。
ノイバウテンのライヴ映画「半分人間」も頭の隅をよぎったりします。


しかしながら全体的に、
ゲーム会社やアニメ会社の宣伝販売促進のような雰囲気は否めない。
ダイジェスト版にすらなっておらず、
あれでは芸術に触れる機会を設けた以上逆効果だというほかありません。
そもそもメディア芸術をダイジェストにしてしまう意義が分からないけれど。
少しお金を取ってでも一つ一つを丁寧に見られる展示を採って欲しかったです。
無料だったためか人出がすごく、
残念ながら目的の芸術に圧倒される余裕はありませんでした。うーん。