mothersky live
この日は阿佐ヶ谷の我無双に、
motherskyのライブを見に行きました。
3日前のTRANKOのYさんの別のバンドです。
私はYさんの作る音楽がとっても好きなのです。
インドやトルコの楽器を自由に繰って、
サイケデリックな冒険に連れて行ってくれるかと思うと、
ベースをぐわんぐわんに弾いて叩きのめしもします。
ライブ自体は16時過ぎから始まる日曜日らしいイベントでした。
しかし、私には自転車でこけて膝をすりむくという事件が発生。
小学生並みのとほほな顛末に悔し涙は禁じえず絶句です。
それでもmotherskyは今年のライブ収めかもしれないと、向かいました。
ライブは、現在の自分を使って自在に遊ぶという雰囲気でした。
雑音すれすれのラジオを流してみたりドラムが入ったりと、
Yさんの曲を芯とした展開は一つ一つ面白い要素でしたが、
如何せん、未だ模索の香りがしていてのることは出来なかったです。
電動プリンというというかつてあったかっこいいバンドのメンバーが、
こうしてまた音を出しているということにすごく期待をしてしまったけれど、
もう少し成熟を待ってまた次のライブへ繋げてもらえると良いなと思いました。
おこがましい言い方ですが。
それでも皆さんがとても気持ち良さそうに楽器を弾いていたことは、
音を楽しむのが音楽なのだからそれこそが一番良かったと思います。
諸々のトラブルでライブが大幅に押してしまったらしく、
主催のYさんはきっときっと大変だったことと思います。
お疲れさまでした、そして楽しい時間をありがとうございました。
お友達やはじめましての方とも沢山お話ができました。
音楽は世代や年月や性別の壁をなくしてゆくものだね。
私の周りに居る人たちの中でお付き合いが長いのは、
やっぱり音楽の趣味の合う人たちです。
普段ほとんど接点がなくてもシンパシーを感じる音楽を聴きには、
示し合わせたように集まってきてしまうのは不思議なものです。
自然と時間が溶解して、楽しくてあったかい空気がいつの間にか満ちています。
こんな邂逅があるのならこけて膝をすりむくくらいなんでもないや、と思います。
でもじんじんと痛むのはちょっと、切ないな。