心のもちようさ

夜、DOMMUNEにて「じゃがたら大百科」を放送していました。
体が自然に動くようなビートと、飾り立てない歌詞と歌声に、
PCの向こう側から私は拍手を送りました。
もう我慢できないという曲が演奏されたライブ映像を見て、
ぼろぼろ涙がこぼれました。
肩をギュッとひっつめて気をカリカリしていたのが、
それも知らないうちに自分がそうなっていたものが、
大泣きしたことで何か憑きものでも落ちたように気持ちが軽くなりました。
そんな力のある音楽、最近ずっと聞いていなかったな、と思いました。
この日の夜は久しぶりに深く熟睡できたのでした。


じゃがたらは怖いバンドだと思っていたけれど、
鋭いがゆえに優しすぎるほど優しい音楽だと今はしみじみ思います。
ライブに行ったことがある人は皆口を揃えて、
「アケミは目がまっすぐで透明で、本当に美しかったよ。」と言います。


村崎百郎の本(アスペクト)を読んでいるのだけれど、
全く違う人間でありながら根底に流れている血のようなものが、
少し近いような感じを実は受けています。
自分を分析してどう折り合いをつけるか、
戦い、模索してその結果を外に出していけた人という意味で。
DOMMUNEのスタジオ内でも交わされていた、
精神的な病気との狭間で出てくるものが、
かっこいいもの・明るさがあるものだということに対しての
出演者の意見がそれぞれ面白かったです。


音楽は素晴らしかったし、精神論も興味深かったです。
もっとじゃがたらを語ってほしいしもっと映像を見たかったな。
次回があるならば、
フラットな思考の出来る司会者を置いてほしいというのが唯一の願いです。