フロランタンのタンゴ

お天気がふるわないので、たったか帰ってきておやつをこしらえました。

フロランタンは私の大好きな焼き菓子のひとつです。
ケーキ屋さんに行くと大抵買って帰って、
どこのお店が好みかフロランタン・チャートを脳内でくりひろげます。
こちらは手作りなので味は欄外になりますが、
焼きたてやら馴染んだのやらを好きなだけ食べられるのは魅力的です。
とは言えバターと生クリームとナッツが主なので、罪悪感とともに食べるのです。

もうひとつは、キャラメルショコラです。
フルーツと相性が良いのでこのたびはオレンジピールを入れました。
お鍋ひとつで出来てしまう生キャラメルは簡単でよろしいです。
とても美味しいけれど、プライドが高いお嬢さんみたいに大変扱いが困難です。
機嫌をとりながら温度調整をし、包み終わるまで、もう執事のような気持ちで行う。

もうひとつ、なぜこんな接写なのかわかりませんが、マンゴーババロアです。
生クリームを使い切りたくて、豆乳と合わせて丸みのある味にしました。
甘めです、が、マンゴーが若干未熟で図らずもその食感により功を奏しています。


財布事情をおもんぱかってマンゴーに手を伸ばしましたが、
本当は苺とか季節のものを使いたかったな、と思います。
今日も随分気温が低いように、まるで季節がちぐはぐになってきている。
それは多分とても恐ろしいことで、
なぜかというとおそらく生き物の体内時計も少しずつ狂わせて行くと思うからです。
せめて季節のものを食べて体に「今はこういう季節だよ」と叩き込んでおかないと、
うっかり春を忘れてしまいそうです。