しっぽを齧る
春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、全くもって私の体は暁を覚える気配がない。
寝ても寝ても寝たりず、ぽーっとしている今日この頃です。
暖かい日差しとまどろみがとろりとした幸せを運んできます。ぐうぐう。
ポンデケージョというもちもちのちびパンは、
柔肌に春の気配がぴったりな気がしてここ数日よくこしらえます。
これはかぼちゃとごま味、実は鮮やかなる黄色をしております。
これはくるみとチーズ味、角切りチーズがとろけて流石の王道でした。
焼いた翌日の方が馴染んで美味しいので小粒ですがなかなかやり手なのです。
こちらは抹茶をふんだんに使ったパウンドケーキです。
抹茶のおやつが大好きなのでこれは自分のために作ったものでした。
家に焼き菓子が待っている数日間は、にやにやしちゃうほど嬉しかったです。
谷中銀座にやなかのしっぽやというドーナツ屋さんがあります。
猫のしっぽになぞらえた可愛い焼きドーナツなのです。
たま、とら、みけ、なんて名前も猫の名前になっていて注文する瞬間も楽しい。
焼き立てを頂いて写っていませんが、桜あんの入った「さくら」は美味しかったな。
しましまの「なな」は、生のバナナが入っていて食べ応えがある一匹(?)です。
黒いのは珈琲入りの「ここ」で、さくさくの表面とよい香りとでうっとりします。
お散歩の合間に猫との邂逅を期待するなら外せないのが谷根千だと思います。
でも、私は猫にあまり好かれていないみたいで、
何処で会っても目が合うとすぐにふいっと姿を消されてしまいます。
そんなさみしい時にもしっぽをもしゃもしゃ食べられるかと思えば、愉快。