オーブンで暖をとる

気温が一歩上がっては二歩下がる落ち着きのない日々です。
早咲きの花もこれには翻弄されてしまうね。
ぐっと冷える夜はお家にこもってお菓子を焼くと、
身も心もお部屋までもほこほこに温まります。

これは紅茶の塩ガレットです。
さくさくで美味しくて我ながら成功だったと思います。
バターもアーモンドプードルもふんだんに使うので、ものすごくリッチな味。
今回は手に入らなかったのですが次回はぜひ、
発酵バターでこしらえたいと思います。

これはマフィンです。
卵と粉のただただシンプルなケーキが食べたいと思って突然作りました。
小さめの型を使うと、外側のとんがりがカリカリで中がしっとりになって良かった。
お母さんが3時のおやつに焼いてくれるような素朴で優しい味です。

これはベイクドチーズケーキです。
祖母の家の木になったレモンをひとつ貰っていたため、レモンを使えるケーキをと。
ふわふわに泡立てたメレンゲを加えたので噛むとしゅわっとスフレ風でした。
ホールで焼くと出来上がった瞬間本当に嬉しくなってしまいます。
おすそ分けした後のものは何日かに分けて自分で食べたのですが、
日毎に味が深くなってゆくのに驚きました。
これは誠に熟成してゆくケーキ、育つケーキだと実感したのでした。