這えよ青二才

halujion2010-01-02

次の朝、雪だるまはこうなりました。
黒豆が並んでいた口元はなくなって、
頭の頂に乗っていた蜜柑は、
カラスに啄ばまれて落っこちています。
なんとも寂しげな表情になりましたが、形が残っていて良かったです。
もう一つの弟が作った雪だるまはお辞儀のポーズをとっていました。
雪だるまは生もの、日々刻々と様子が変わるのでした。


私の初夢は、喋る青虫の夢でした…。
ぴかぴかの青虫が鳥篭の中に入れられており、
大きく育つとものを話します、と書かれたカードが沿えてありました。
やつはぷくぷく膨らんで口を大きく開け、二言三言何か喋ったかと思うと、
丸く膨らみすぎたため自分の重みでころんと床に転げ落ちました。
私はどうしても素手でつまみあげる勇気がなかったので、
見て見ぬふりをしました。


まるで良い夢かどうか判断しかねますが、
脳が想像も及ばない所に連れて行ってくれることに驚きます。
自分の内側にはいったい何が潜んでいるのか、面白いものです。
青虫は見たことのないくらい鮮やかな緑色でした。
ビロードのような薄い繊毛に覆われたエメラルドといった趣きで
大変美しかったのです。
夢判断によると、緑色は力強い生命力や希望の象徴として表れるようでした。
私は良いほうに良いほうに解釈して行こうと思います。