蝙蝠

halujion2009-11-01

冬が、秋に取って代わろうとしています。
年々穏やかな季節が短くなるように感じるのは気のせいなのでしょうか。
オゾン層のクッションが目減りしているのか、
もしや地軸の傾きが大きくなったのかも知れない、
と素人の頭で思いをめぐらせて見るもののこんにちの気温、13度。


首もとの生地がたっぷりとした黒いコートを着てちょうど良い塩梅でした。
このコートは袖なしなのですっぽり覆われると怪しげな黒い塊になります。
ブラックジャックのような、これで逆さにでもなったならばまるで蝙蝠のようです。
少し遅れたハロウィン気分を味わった夕方でした。


帰宅後、部屋でのんびりしているうちにうつらうつらしてしまっていたようです。
ぱりぱりとはじける音がしてはっと目を覚ますと、雨が降っています。
じきにぐんと風も強くなり、あれよあれよと言う間にまるで嵐のような有様に。
木の枝はぶつかり合って、風は鳴って、
私の気分も巻き上がってわくわくするのでした。
こういう日は窓を開け、顔だけを出して観察するのがお約束です。
冬を前に風の又三郎が飛び立ったのかもしれないです。


今までここに記していた日記を全て消し、
新しい日記を綴ってゆこうと思いたちました。
感動と感謝を忘れない大人で居たいというのが、
私が常に気をつけていることで、それは実は非常にむつかしいこと。
しかし細々と感じた事や考えた事を記して、
文字を大切に育てるような生活を目指しての再開です。
どうぞよろしくお願いします。